フマキラーなど日本のテーマ株投資

日本株式市場においては、テーマ株とよく呼ばれる株式がいくつかあります。そのときどきに話題となるテーマに関連した株式で、ニュース等であるテーマが取り上げられたり、関連した法案が国会で成立したりするとその株式に注目が集まります。

例えば、カジノ関連法案が話題になると、カジノ建設のための建築会社や、運営する可能性のあるアミューズメント系の企業が注目されます。バイオ関連が注目されれば、バイオ関係に強い企業の株価に反応がありますし、マイナンバーが導入されるタイミングではセキュリティー関連企業が注目されました。テーマにはプラスのイメージと連動するものだけではありません。蚊を経路とした病気が国内外で拡大すると、蚊を撃退するために多くの人が商品を購入するだろうという思惑からフマキラーの株式があがることもありますし、マイナス金利導入時には何を考えているのか金庫関係の企業の株価が上がったこともあります。

マイナス金利が決定して金庫関連の企業に注目が集まったことからもわかるように、テーマ株は玉石混交です。実際、そのテーマとはほとんど関係のない企業に買いが集まったと思ったら、勘違いだと気が付きすぐに暴落することもあります。企業の実力や実績が反映された需要による株価上昇は日本市場にとっても良い上昇ですが、ただ上がりそうだから買うという取引が増えれば増えるほど本来の投資から遠ざかっているように感じます。

実態がない株価では長くはもちませんし、下落するときも急速に落ちていくでしょう。株価の変動・ボラティリティを懸念する発言を耳にすることもありますが、その原因の一つはこういった企業実績の伴わない株式売買やトレンド、人気、流行だけに流される参加者の増加もあるのではないでしょうか。